40代 健康

Life in the future

40代からの体の悩み
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vol.2 大人のアトピー性皮膚炎の特徴
vol.3 アレルギー反応の理解
vol.4 皮膚のバリア機能
vol.5 アレルゲン以外のアレルギー反応
vol.6 気をつけなければならない合併症
vol.7 アトピーで皮膚科を受診するとき
vol.8 治療方針を知って薬を使い分ける
vol.9 ステロイド外用薬について
vol.10 ステロイドの副作用について
vol.12 脱ステロイド
vol.13 保湿のポイント
vol.14 飲み薬は使い分けが大事
vol.15 スキンケア
vol.16 衣服、寝具の注意
vol.17 掃除と洗濯の仕方
vol.18 アトピー性皮膚炎と食事
vol.19 不眠対策
vol.20 かゆくなったらどうするか
vol.21 悪化要因のチェックリスト1
vol.22 悪化要因のチェックリスト2
vol.23 用語解説
vol.24 用語解説2
vol.25 アトピーに関するQ & A 1
vol.26 アトピーに関するQ & A 2
vol.27 私のアトピー日記
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タクロリムス軟膏

ステロイド外用薬とタクロリムス軟膏

タクロリムス軟膏

ステロイド外用薬はアトピー治療の基本となる薬ですが、副作用が出る可能性もあり、長期にわたって使用する場合には、ランクを下げたりぬる回数を減らしたりする加減がむずかしかったのです。1999年に登場したタクロリムス軟膏(市販薬品名はプロトピック軟膏)は、アトピー性皮膚炎の患者さんにとって、画期的な治療薬となりました。ステロイドと同等か、ぬる場所によってはそれ以上の効果があるにもかかわらず、ステロイドのようなホルモン作用による副作用がないため、目のまわりや首などにも安心してぬることができます。さらに、かゆみを抑える効果もあり、急に中止した場合の急激な悪化がないことも、この薬のメリットです。タクロリムス軟膏は、免疫抑制剤といって、臓器移植や関節リウマチなどのときに用いられる内服薬をぬり薬にしたものです。今ではアトピーの治療薬としてもすっかりおなじみになりましたが、皮膚科の医師でもステロイドとの正しい使い分けや副作明についてきちんと理解していないケースがあって残念です。タクロリムス軟膏がアトピーの炎症を抑える強さは、ミディアムクラス~ストロングクラスのステロイド外用薬と同じくらいだとされています。ある程度よくなった状態を保ちたいときに、適切なタイミングでタクロリムス軟膏に切り替えるという選択肢ができたことで、症状のコントロールがしやすくなりました。タクロリムス軟膏は、ステロイド外用薬にくらべて薬の成分の分子の粒が大きいため、バリアがこわれた部分では皮膚の内部まで入っていきますが、健康な皮膚では内部まで入っていかないのが特徴です。ステロイド外用薬は分子の粒が小さいため、健康な皮膚からも吸収されて副作用が起こることがあるのです。したがって、タクロリムス軟膏をぬるときには、ある程度広い範囲に伸ばしてもだいじょうぶです。いったん炎症が治まってしまうと、見た目にはどこに皮膚炎があったかわからなくなってしまい、薬をぬる場所がわからないという問題もありましたが、タクロリムス軟膏はそういう点でも使いやすい薬と言えるでしょう。

塗りはじめはとリヒリしてほてることも

タクロリムスは、塗ったときにかなりヒリヒリして、2~3日はほてりや痛みを感じます。このため、治療の途中で挫折する人もいます。しかし、違和感は2~3日から一週間でおさまります。この期間をがまんすると、症状は確実によくなりますから、あきらめずに使ってみましょう。タクロリムスは、ひっかき傷やジクジクした部分、おできやにきび、粘膜や外陰部には使えません。妊娠中の人も使用できません。薬を塗った部分を長時間、紫外線にさらさない注意も必要です。

タクロリムス軟膏の上手な使い方

健康な皮膚の部分にタクロリムス軟膏をぬっても、まったくヒリヒリしません。これは、炎症がある部分の皮膚だけが反応しているためで、2~3日続けて使っていくうちに感じなくなるのは、炎症が治まってくるからです。言い方を変えれば、一見よくなったようでも、タクロリムス軟膏をぬったときにとリヒリ感を感じるようであれば、まだ完全に炎症が治まっていないということになります。考えようによってはアトピーの症状の改善度合いがわかるバロメーター的な役割も果たしてくれるのです。ただし、ヒリヒリするからといって、冷たい水で冷やしたりしないこと。よけいに灼熱感が増長されます。ヒリヒリして熱いのでシャワーを浴びたら、たいへんな目にあったという人もいます。特に、目のまわりはアトピーの炎症が起きやすく、冬場などはカサカサになりやすい部分です。はじめてぬった場合など、目にしみて涙が出てくることもあります。そのような場合は、保湿薬を薄くぬった上からタクロリムス軟膏をぬると、刺激がやわらぎます。それでも我慢できないようなら、主治医と相談して、弱いステロイド外用薬でもう少し炎症を落ち着かせてから、もう一度タクロリムス軟膏に切り替えるという方法もあります。免疫系に作用する薬なので、紫外線の影響を考慮して、強い日差しをさけるような注意が必要とされていますが、日常生活には問題ありません。海などに行く前にはぬるのを控えればいいでしょう。また、ニキビができている部分にはぬらないようにしてください。ニキビが悪化することがあります。

タクロリムス軟膏の特徴

メリット
・かゆみを抑える効果がある。
・ステロイドのぬり薬で見られるような副作用がない。
・健康な皮膚からはほとんど吸収されない。
・使用を中止してもリバウンドがない

デメリット
・はじめのうち、塗った直後にヒリヒリ感がある。
・顔や首に比べると腕や脚、からだには、効果が現れるのがやや遅い

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