40代 健康

Life in the future

40代からの体の悩み
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vol.2 大人のアトピー性皮膚炎の特徴
vol.3 アレルギー反応の理解
vol.4 皮膚のバリア機能
vol.5 アレルゲン以外のアレルギー反応
vol.6 気をつけなければならない合併症
vol.7 アトピーで皮膚科を受診するとき
vol.8 治療方針を知って薬を使い分ける
vol.9 ステロイド外用薬について
vol.10 ステロイドの副作用について
vol.11 タクロリムス軟膏とは
vol.12 脱ステロイド
vol.13 保湿のポイント
vol.14 飲み薬は使い分けが大事
vol.15 スキンケア
vol.16 衣服、寝具の注意
vol.17 掃除と洗濯の仕方
vol.18 アトピー性皮膚炎と食事
vol.20 かゆくなったらどうするか
vol.21 悪化要因のチェックリスト1
vol.22 悪化要因のチェックリスト2
vol.23 用語解説
vol.24 用語解説2
vol.25 アトピーに関するQ & A 1
vol.26 アトピーに関するQ & A 2
vol.27 私のアトピー日記
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不眠対策

便秘や食習慣、睡眠不足

便秘

生活環境のチェックの後は、健康状態の見直しです。女性に多いのは「便秘」。便秘をするとニキビができやすくなりますが、アトピーでも同じ傾向があるでしょう。腸内環境をいい状態に保っておくことは、免疫力をアップさせるからです。便秘がちの人は、朝ご飯にヨーグルトを食べたり、水分を多めにとるなどして、スムーズなお通じをうながします。食については、おとなのアトピーの場合、食事の制限はまったく必要ありません。特定の食べものを食べて、じんましんなどのアレルギー症状が出るのは、アトピーとは別のものです。「アトピー性皮膚炎」と「食物アレルギー」とは、まったく別の病気だと考えてください。ただし、炎症が悪化してかゆみが強い場合には、香辛料などの刺激物は少なめにしておきましょう。それよりも、紫外線や大気汚染、ストレスなどの酸化ストレスにさらされ、加齢とともにシミやシワ、くすみ、たるみなどが生じてくるおとなのアトピー患者さんには、肌のためにβ-カロテンやビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質をたっぷりとることをおすすめします。

そして、肌のコンディションをよく保つためには「良質な睡眠」がとても大切。睡眠不足や極端に不規則な生活は、ホルモンの分泌を狂わせるため、アトピーやニキどの悪化に直結します。アトピーの炎症がないときでさえ、夜ふかしした翌朝は、鏡を見れば一目瞭然。お化粧を始めればそれはもっとはっきり自覚できます。ファンデーションののりが悪くなっているからです。現代人は夜型の生活パターンになりましたが、学校や仕事の朝のスタートは昔と同じ時間。当然のことながら、慢性の睡眠不足とともに自立神経失調状態になり、自然治癒能力の低下とホルモン分泌異常を招き、このことがアトピー増加の一因とも言われています。アトピーの場合、かゆみが睡眠不足の原因になっていることもあります。ベッドまわりのダニ対策をするのはもちろん、寝室の温度を高くしすぎない、熱いお風呂に入らないなど、かゆみを増強しそうな要因をとりのぞき、就寝30分前に抗ヒスタミン剤を服用するのも一案です。

実際は、少しは眠っている

強いかゆみがあれば不眠になるのは必至である。脱ステロイド・脱保湿の初期、皮疹が悪化している人の多くは、朝に「ほとんど眠れなかった」などと表現する。しかし、脳組織に異常が生じていない(器質的変化がない)場合、必要最小限度は眠っている。次のことは入院中によく見られる。夜間の巡回中に看護師は患者がいびきをかいて眠っていることを確認しているが、本人はまったく眠っていないと訴える。朝の診察時に「眠れなかった」と訴える人の目を見れば、どの程度の睡眠不足であるか、どの程度眠りが障害されたかは、慣れた観察者にはおおむね分かるらしい。本当に一晩中眠っていないならば憔悴しきった顔つきとなる。そうでなくて、眠そうであれば睡眠は障害されてはいるが、死ぬほどのものでないことは明らかでしょう。

不眠対策で重要なこと

不眠を治すためには次のことが重要。
① 薬を飲む動作で覚醒度を上げないために、眠くなりかける前に睡眠薬を内服する
② 眠くなって初めて蒲団に入る
③ 眠れなくても、そのうちに必ず眠るようになるから心配しすぎず、「眠れなくてもいいわ」と居直る
④ 不眠が続き昼寝をしたくなっても決して横たわらず、椅子などに座り、風邪を引かないように軽く保温しながらうたた寝をする
⑤ 夕食までに運動をし、疲れることによって眠気を誘うようにする不眠が解決されはじめれば、睡眠薬は徐々に減量することが望ましい

実際の対策

不眠

実際にはどうするか。夕食前までに少し疲れを感じる程度の運動をする。不眠を自覚する前のよく眠れていた頃を思い出し、眠りに就いていた時間が何時ごろであったかを記録しておく。この時間になる1時間前には蒲団を敷き、パジャマ(寝巻き)に着替え、歯磨きをし、睡眠薬がすぐ飲めるように薬と水を準備し、トイレをすますなどして、眠くなったらすぐに寝床に入れるようにしておく。その状態でくつろいだ時間を過ごす。さらに眠くするためには、例えば、自分が耐えられる範囲の少し難しい本を用意し、それを読もうと努力する。眠くなってきたら(睡眠薬を飲み)寝床に入り、「別に眠れなくてもいい」と気楽な気持ちでしばらくいる。10分ほどして眠れなければ起きて何かをする。これを繰り返す。

アルコールを飲んであまりかゆくならなければアルコール濃度の濃いものを少量飲む。なお、蒲団は、気象情報をきちんと聞いておき、少し涼し目になるように掛け蒲団の厚さを工夫する。蒲団は1枚のものではなく、薄いものあるいはタオルケットの大きいもの、毛布などを組み合わせて、微妙な体温調節ができるようにする。蒲団は下半けがより温かく、上半身はより涼しくなるように調節する。枕は首筋が涼しくなるように、大きなものを使用せず、ソバガラの入ったもののように(そばアレルギーの人は要注意)形が変わって首筋にあたらないものかよいでしょう。蒲団に入り体が温まりはじめると、かゆみが出てくる人が非常に多い。このとき、掻くとまた皮疹がひどくなり、痛みも出現することが分かっているので、必死になって掻かないでおこうと努力する人がいる。しかし、このときの痔みは諦めて、「眠る前に掻破によって気持ちよくなればよい、気持ちよくなれば自然に眠れる」ぐらいの軽い気持ちでこのときの掻破を迎えるほうが気は楽である。実際、我慢しても結局は掻いてしまうからである。脱ステロイドだけでなく脱保湿をしていれば掻破してもそのうちに皮疹がよくなってくるはず、といわれていることを信じておこう、とぐらいに考えよう。

睡眠薬

睡眠薬

睡眠薬の効果を集中させる方法、例えばマイスリーとレンドルミンとポララミンの3種類の薬物を飲み、眠気がある時点に集中するようにするには、次のように内服する。眠りに就きたい時間の3時間前にレンドルミンを飲み(効果のピークが内服後3時間であるため)、30分から1時間前にポララミンを飲み(ピークに達するには30分から1時間かかる)、眠りに就きたい時間の直前にマイスリーを飲む(マイスリーは即効型であるので)。このような工夫でかなり眠れるようになるが、それでも眠れない人はいる。離脱症状の強い1週間くらいは眠りが浅くとも、その後には必ず眠れるようになるから心配しないことである。睡眠薬によっては、夜間よく眠れるが、夜間の行動をまったく記憶していないことがある。掻破行動についても同じで、激しく掻破してもまったく記憶にないことがある。

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