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歯の悩み - 一回法と二回法の違いについて

インプラントの治療方法には「一回法」と「二回法」という2種類があります。手術の回数をはじめ、治療方法が多少異なります。ここではイラストを見ながら詳しく説明しましょう。まずは、それぞれの特徴と手術方法の違いについて下記のように簡単にまとめてみました。

一回法の治療の流れ 二回法の治療の流れ
1.インプラントを埋入する(一次手術) 1.インプラントを埋入する(一次手術)
2.安静期間 2.安静期間
3.アバットメントを取りつける 3.アバットメントを取りつける準備をする(二次手術)
4.最終的な人工歯を装着する 4.経過を見る
  5.アバットメントを取りつける
6.最終的な人工歯を装着する

一回法とは、一次手術の段階でインプラントを埋入し、歯肉の表面にインプラント体の頭の部分が見える状態で治癒を待ち、その後、安静期間を経て支柱となるアバットメントを取りつけ、上物となる人工歯の型を取って装着するという流れです。二回法とは、まず一次手術でインプラントを埋入するところまでおこない、完全に歯肉で覆います。そして一定の安静期間を経た後で二次手術をおこないます。二次手術ではすでに埋入されたインプラントにアバットメントを取りつけるため、接合されている状態の歯茎をふたたび切りひらきます。そうして取りつけたアバットメントに、人工歯となる歯の型を取って装着することになります。二次手術は「手術」といっても、塩入されているインプラントの頭の部分を出すだけの作業なので負担の少ない簡単な手術になります。治療方法の決定は症状や顎の骨の状態によって決まります。たとえば、十分な骨の高さと厚みと量がありインプラントを埋入した状態も良好な場合は一回法、骨の量が不足していてGBR法などの手段を試みたり、埋入したインプラントと骨の結合が良好とはいえない場合は二回法、といったように治療法を決定するケースもあります。

インプラント 一回法と二回法

一回法は手術が1回で済むために治療を受ける方にとっては優しい方法といえますが、より万全な手術方法は二回法ともいわれています。最近では、インターナルジョイントというタイプのインプラントの使用があります。これは、支柱となるアパットメントがインプラントの外側ではなく内側に取りつくため、二回法の際の二次手術でも歯茎の切開部分が小さくなるのでその分負担も軽減されるようになりました。

コラム
人工歯根の素材はからだとなじみの強い「チタン」
インプラントが日本で本格的に導入されるようになったのは80年代からですが、このころからインプラントが実用化され始めたきっかけは、人工歯根の素材「チタン」の加工技術が進んだことです。チタンの表面を細かくデコボコにして表層面積を多くとることで、骨と接触したときの抵抗を増やし、骨とからみやすくするという加工技術が進みました。また、チタンは無酸素状態でなければ鋳造できないという難しさが克服されたのもそのころのこと。からだにとって夢のような素材であるチタンと、その加工・鋳造技術の進歩によって、インプラントが成功したのです。失った歯のかわりに人工の歯を埋め込むという発想は、じつは大昔からありました。インカの遺跡からはビスイでできた人工歯が、アジアの遺跡からは象牙でできた人工歯が発見されています。現在インプラントにチタンが使われることに落ち着いたのはなぜでしょう。ふつうからだに金属が入ると、洛出し、からだは拒絶反応を起こしますが、チタンにはまったくその心配がありません。また、チタンはからだとのなじみがよく、噛む力に耐えられるだけの強度をもっているためです。
1日で噛める注目のインプラント「オール・オン・フォー」
いま欧米では、1日で治療できる「オール・オン・フォー」というインプラントが注目されています。直訳しますと、4本のインプラントの上にすべての歯が乗っているという意味になります。つまり、歯をすべて失った人でも、4本のインプラントを埋め込むだけで、しっかりした歯ができ上がるということです。しかも、4本のインプラントを埋め込んだ直後に、人工の歯をブリッジして連結させ、装着させて治療が完了するわけですから、治療は1日で十分というわけです。この治療法は、ポルトガルの歯科医パウロ・マロが研究・開発しました。すべての歯を失った人に、何本のインプラントをどこに埋めたら最適かを、長年の歳月をかけて検証しました。その結果、最小限4本のインプラントで、片アゴすべての歯を支えることが可能であると結論づけました。そこで「オール・オン・4」という治療法が確立したのです。すべてを失ってしまった歯を再構築するために、たくさんのインプラントで支えれば、丈夫な歯ができるとは限らないことがわかったのです。片アゴに4本のインプラントを埋め込み、人工の歯をブリッジして連結させて終了です。そして、その日のうちに噛めてしまうという画期的なインプラント法なのです。患者さんの立場に立ってみても、インプラントの本数が少ないほど費用もかかりませんから、経済的な負担が軽減されます。総入れ歯の方には朗報です。しかも本数が少ないだけ治療時間も短縮されますから、まさに一石二鳥。時間のないガや通力から来院される方も容易に治療が受けられます。歯グキの上に不安定な総入れ歯を乗せるわけではありませんから、あわない、痛い、噛めないという悩みを精密調整によって、ひとつずつ解決していく必要もありません。その日のうちに、健康だったころの自然できれいな歯並びがよみがえるのです。当然、噛む力も出てきます。これまで、総入れ歯で不自由な思いをしてきた患者さんには、信じられないような大きな喜びを、再び手に入れることができる画期的治療法なのです。
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