40代 健康

Life in the future

40代からの体の悩み
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vol.2 大腸がんはどんな病気か
vol.3 大腸がんの自覚症状
vol.4 大腸がんの検査
vol.5 大腸がんを確定する検査
vol.6 大腸がんを確定する検査2
vol.7 大腸がんの治療 ステージ
vol.8 大腸がんの治療
vol.9 開腹手術と腹腔鏡手術
vol.11 放射線療法・抗がん剤治療
vol.12 がんの再発と転移
vol.13 手術後・退院後の食事
vol.14 手術後の日常生活

大腸がん - 人工肛門

ストーマ・人工肛門

ストーマとも呼ばれます。消化管・尿路を人為的に体外に誘導して造設した開放孔と定義されています。腹部に人工肛門を造設することは美容的には好ましくありませんが、括約筋機能を持たない新しい排泄孔造設部位としては、目で見えて、手で触れることができて、便を受け取る袋(パウチ、採便袋)を貼ることができる平坦な部位であるため最適です。直腸がんで造設されるストーマは主に左下腹部で、ストーマのトラブルを防ぐ目的で術前に体型を確認して最適の位置を選択するため、サイトマーキング(位置決め)を行います。ストーマの大きさは通常2.5~3cm経です。多少突出した形とします。ある程度は高さがないと便が皮膚保護剤の下に潜り込み、管理が不便となります。パウチは皮膚保護剤(皮膚に接着させる板状合成物)と組み合わせて用いられ、密着性、防臭性、簡便性などが改善してきています。

人工肛門(ストーマ)との付き合い方

大腸がんの治療のために入院している間は、主治医や看護師などの医療スタッフによって守られていましたが、退院と同時にあなたが自分自身の主治医であり、看護師になります。より快適な手術後の生活の実現は、あなたの自己管理の善し悪しで決まると言っても過言ではありません。入院中は規則正しい生活を送っていた人でも、退院してしまうといつの問にか規則正しい生活ができなってしまうことも決して少なくないようです。
大腸がんの手術後の生活管理のポイントは、食事と排泄の問題が中心となります。特に直腸と一緒に肛門も切断する直腸切断術を受けて、人工肛門(ストーマ)を造設した人にとっては、ストーマと上手に付き合っていくことが、重要なポイントです。ストーマのしくみや特徴、ストーマ装具の着脱方法、洗浄など、ストーマに関する一通りのことは、退院前に主治医や皮膚・排泄ケア認定看護師などから指導を受け、実際に自分でストーマでの排便などを行ってきたでしょう。しかし、自宅に帰るとすべてのことを自分自身で行わなくてはならなくなります。
ストーマによる便の排泄をスムーズに行えるようにすることを「ストーマケア」といいますが、慣れないうちはストーマ装具の付け方やはがし方によって、便が漏れたり、皮膚に炎症を起こしたりとさまざまなトラブルが生じて、はじめのうちは戸惑うことが多いかもしれません。しかし、慣れてしまえば手術前と同じように日常生活を送れるようになります。ストーマケアについて助けが必要なときは、手術を受けた医療機関やストーマ外来の医師や皮膚・排泄ケア認定看護師がフォローや指導をしてくれるので心配する必要はありません。
ストーマ外来では、皮膚・排泄ケア認定看護師がストーマに関するさまざまな悩み事の相談に乗ってくれます。また、ストーマに関する新しい知識や装具などの情報を提供してくれるなど、ストーマ保有者を長期にわたってサポートしてくれます。ほとんどのストーマ外来は、予約制をとっているので、受診方法や受診日などについてはあらかじめ問い合わせておくといいでしょう。

ストーマ装具の扱いに慣れよう

ストーマとはギリシャ語で「口」という意味です。医学的には、何らかの理由で体の一部にあながあいた「孔」を意味し、便や尿の人工的な排泄口をさします。ストーマには人工肛門のほかに、膀胱全切除をして回腸導管(かいちょうどうかん)を造設した人のための尿路ストーマ、喉頭を全摘出した人が呼吸をするための気管孔などがあります。便を排泄するための人工肛門は「消化器系ストーマ」と呼ばれ、ここで紹介している結腸ストーマ(コロストミー)のほかに、回腸ストーマ(イレオストミー)があります。ストーマによる生活のスタートは、自分に合ったストーマ装具選びから始まります。最近のストーマ装具は、防臭効果や防水効果などのすぐれた機能が備わっていますから、便や臭いが漏れ出したり、洋服を汚す心配はありません。
ストーマ装具(パウチ)には、ストーマ袋と面板(フランジ)が二体となったワンピース型と、別々になっているツーピース型があります。選ぶポイントは、自分に合ったサイズや形状、装着方法です。サイズの決め方がわからなかったり、迷ったりしたときは、入院中にストーマのケアを指導してくれた医師や皮膚・排泄ケア認定看護師などに相談してみるといいでしょう。また、最近のパウチは機能がいいとはいえ、正しい方法を身につけていないと、皮膚のトラブルが生じたり、臭いなどが漏れ出てしまうこともあります。ストーマの扱いについてわからないことはなんでも質問し、パウチの正しい装着方法を身につけるようにしてください。パウチを正しく装着できるようになると、数日間の連続使用が可能です。

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