40代 健康

Life in the future

40代からの体の悩み
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vol.2 大腸がんはどんな病気か
vol.3 大腸がんの自覚症状
vol.4 大腸がんの検査
vol.5 大腸がんを確定する検査
vol.6 大腸がんを確定する検査2
vol.7 大腸がんの治療 ステージ
vol.8 大腸がんの治療
vol.9 開腹手術と腹腔鏡手術
vol.10 人工肛門
vol.12 がんの再発と転移
vol.13 手術後・退院後の食事
vol.14 手術後の日常生活

大腸がん - 放射線療法・抗がん剤治療

放射線治療

放射線治療

放射線による補助療法には、切除手術を行う前や手術中に放射線を照射するものと、術後に放射線を照射するものがあります。前者は、放射線の照射によって手術前にがん病巣を小さくしておくことで、手術で切除しなくてはならない範囲を縮小して、肛門括約筋(こうもんかつやくきん)の温存率、切除率、生存率を向上させることを目的として行われます。また、後者では、手術の効果を高めるため、術後に骨盤内でがんが局所再発することを予防したり、局所再発したとしても進行を少しでも遅らせて、生存率を改善することを目的として行われます。国内で行われる補助放射線治療は、主に下部直腸がんが対象となります。
近年、照射装置や照射法が進歩して、かつてに比べるとより精度の高い照射を行えるようになってきました。欧米では、補助療法として術前から術後に放射線治療を行い、さらに、手術の前後に化学療法を併用する化学放射線療法が行われるのが一般的です。これに対して日本では、欧米のように放射線治療や化学放射線療法が行われることはあまり多くありません。欧米に比べて日本は、手術単独の治療成績がよく直腸がんの手術後の局所再発率は高くないからです。いずれにしても、放射線治療の積極的な導入については、今後の臨床試験の結果によるといえます。

抗がん剤治療

抗がん剤治療

放射能治療と同じく、抗がん剤治療はそれだけでがんを根治させるものではありません。しかし再発防止など長所は多くあります。

再発抑制と生存期間延長
抗がん剤には、がんの進行を抑えたり、がん細胞を死滅させる効果があり、飲み薬と注射薬があります。代表的なのは「フルオロウラシル」、「ロイコボリン」、「イリノテカン」、「オキサリプラテン」などです。治療にかかる費用、期間は使用する薬剤によって異なります。抗がん剤治療の目的は大きく分けてふたつあります。ひとつめは、手術の後に抗がん剤を投与する「術後補助化学治療(アジュバント治療)」です。手術でがんをとり去っても、目に見えないがんが残っている可能性があります。この小さながんを再発させ ない、または再発までの期間を延長させるために行われます。おもにⅢ期の人に対して行われますが、Ⅱ期の人でも再発の可能性が高いと判断された場合、実施を検討します。ふたつめは、切除できないがんや再発したがんに行う治療で、がんの進行を抑え、患者の生存期間延長の目的で実施されます。抗がん剤は、細胞分裂を防ぐことで分裂速度の速いがん細胞を攻撃しますが、正常細胞のなかにも分裂スピードが速いものがあり、それらも攻撃にさらされるため、副作用が起こります。しかし近年では、副作用の少ない抗がん剤も開発され、複数の薬の組み合わせによって副作用を軽減させるなど、副作用のコントロールが可能になっています。

化学療法には副作用がつきまとう

術後化学療法の投与パターンの基本は、投与後に一定期間の休止をとり、再び投与するというものです。一定期間の休止をとるのは、抗がん剤が細胞増殖の異常に速いがん細胞だけでなく、白血球や毛髪、胃腸の粘膜など増殖スピードの速い正常細胞も攻撃してしまうためです。休止期間は、一般的に1~2週間です。投与から次の投与までの期間を1クールとして、これを何回か繰り返します。1クールの期間は、患者さんの状態や抗がん剤の種類などによって異なりますが、3~5週間ほどです。これを繰り返しながら6カ月から1年間続けられるのが一般的ですが、最近は術後6カ月間行うことが多いようです。
近年、副作用の少ない抗がん剤の開発が進んでいますが、それでも何らかの副作用が避けられません。ただ、現在では副作用への対処法が進歩していますので、副作用を心配しすぎず、術後化学療法を始める前に副作用を正しく理解しておき、治療中は何か気になる症状が現れたら、すぐに主治医に報告、相談するようにしてください。

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