40代 健康

Life in the future

40代からの体の悩み
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vol.2 大腸がんはどんな病気か
vol.3 大腸がんの自覚症状
vol.4 大腸がんの検査
vol.5 大腸がんを確定する検査
vol.6 大腸がんを確定する検査2
vol.7 大腸がんの治療 ステージ
vol.8 大腸がんの治療
vol.9 開腹手術と腹腔鏡手術
vol.10 人工肛門
vol.11 放射線療法・抗がん剤治療
vol.12 がんの再発と転移
vol.14 手術後の日常生活

大腸がん - 手術後・退院後の食事

大腸がんの手術を受けた後、特に食生活について注意すべき点は?食べていいもの、避けるべき食品、食べ方や食事のタイミングなど。また、手術後の排便を整えるための工夫についても説明します。特に退院後には以下のことに注意を払った食事をしましょう。

消化の悪い食物繊維は控えよう

食物繊維

食物繊維は、腸内の水分を吸収して便に適度な水分を供給し、便秘を防いでくれるとても大切な栄養素です。そればかりではなく、食事からとった糖質の吸収を遅らせたり、余計な脂質を便と一緒に排泄して、糖尿病や高脂血症(脂質異常症)を防いでくれるとてもありがたい成分です。しかし、食物繊維は消化されないため、大腸の手術後は大腸に負担をかけてしまいます。しばらくは控えるようにしましょう。食物繊維を多く含む代表的な食品としては、昆布やわかめ、きのこ類、こんにゃく、ごぼう、乾燥品(切り干し大根、干ししいたけなど)、たけのこ、ふき、いも類、トウモロコシ、玄米パン、胚芽入りパンなどがあります。手術直後は、おかゆやうどん、半熟卵、豆腐、やわらかい野菜の煮物など、消化のいい食品や料理を中心に食べるようにしてください。退院後は、徐々に通常に戻し、1カ月後には手術前と同じにしてよいでしょう。

おならを発生させやすい食べ物

イモ類

手術後は、おならに悩まされる人が多いようです。おならの発生しやすい食品としては、いも類、ごぼう、玉ねぎ、かぼちゃ、豆類、きのこ類、カキ、エビ、炭酸飲料、ビールなどがあります。おならが気になったり、おなかが張るひとは、これらの食品や飲料をなるべく避けるようにしてください。

便やおならの臭いをきつくしやすい食べ物

ビール

大腸の手術をすると、腸内の常在細菌の組成(菌の数や種類の比率)が変わります。それが、影響を与えることのひとつに便の性状の変化があります。腸内細菌がいかに便と深く関わっているかがわかります。特に便やおならの臭いがきつくなります。自分の便やおならの臭いが気になる人は、玉ねぎ、長ねぎ、にんにく、にら、アスパラガス、らっきょう、豆類、ピーナッツ、カニ、エビ、チーズ、キムチ、ビールや日本酒などのアルコール類を食べすぎたり飲みすぎたりしないように注意しましょう。

大腸を刺激しすぎる食べ物

カレー

大腸の粘膜を荒らしたり、消化の妨げになるような食品は、大腸が本調子になるまでなるべく控えるようにしましょう。からしやわさび、唐辛子、こしょう、にんにく、キムチ、カレーなどの香辛料や香辛料のきいた食品・料理などは、腸などの消化管の粘膜を刺激して荒らすので、手術直後はとりすぎに注意してください。大腸がんの発生に関係していると指摘されているということで、油脂類ですが、消化を妨げて下痢を起こす原因になります。脂身の多い肉、フライや天ぷらなどの揚げ物などは、元気な大腸が戻るまで控えるようにしてください。もともと牛乳を飲むと下痢をしやすい人は、牛乳も控えてください。飲むのであれば、少し温めてゆっくり飲む、調味料として料理に加えるなどの工夫をしましょう。腸への刺激という点では、アイスクリームやかき氷、ビール、清涼飲料水などの冷たい飲食物は控えましょう。

ここで挙げた食品や料理、飲料などは、外食のときも気をつけるようにしてください。しかし、これはあくまでも手術直後のある一定期間のことで、体力の回復に合わせて、試行錯誤しながら食べることができる食品の種類を増やし、少しずつ手術前の食生活に戻していってください。

おすすめの食べ物

うどん・お粥・やわらかく脂の少ない魚や肉(調子の悪いときは生ものは控える)・半熟卵(生卵、ゆで卵よりも消化が良くなる)・熟した果物やフルーツの缶詰(皮や種は除く)・繊維の少ない野菜(蒸す、ゆでるなどしてやわらかくする)・豆腐・ヨーグルト

ストレスに感じず、食事を楽しむこと

以上、食事にまつわる注意点をいろいろと挙げてきました。これを見て「あれも食べちゃダメ、これも控えなけりやダメじゃ、何を食べたらいいの?」と感じたり、「好きなものをおなか一杯食べたいなあ」と思う方も多いと思います。ただ、そうした思いをするのもせいぜいのところ2カ月、それも体力が回復するにつれ、少しずつ食べられる食品を増やしつつ、もとの食生活に近づけていってかまいません。大事なのは、限られた量やメニューでも、食べられる喜び、食べる楽しさを噛みしめて、ストレスをためないこと。自律神経によってコントロールされている大腸は、精神的なストレスに弱い面があるため、くよくよ不満をかかえること自体がよくないのです。楽しみながら料理や献立の工夫をしてみてください。

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